HITOSAJI

小さな南の島からくらしのひとさじ

《浄化作用》カオハガン島の奇跡の木、ニーム

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こんにちは! カオハガン島のyoshieです。 南の島から、心身健やかに過ごすためのくらしのひとさじをお届けします。 

 

奇跡の木(ミラクルニーム)と呼ばれるニームの木を、ご存知でしょうか?


カオハガン島は、遠くから見るとこんもりとしたブロッコリーのようなたくさんの木々に守られています。その約半分の木はニームの木です。ニームの木はここ十数年の間に増やしたものでした。

 

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カオハガン島

CONTENTS

 

奇跡の木(ミラクルニーム)と呼ばれるニームの木


ひと昔前まで、カオハガン島にはイピルイピルという、毛虫が寄ってくる木がたくさん自生していました。毎日元気よく木の周りで遊ぶ子どもたちが、毛虫に刺されて痒みに困っていました。
当時カオハガン小学校に勤めていた先生が、虫を寄せ付けず、薬用効果が高いニームの木を植えましょうと、みんなで少しずつニームの木を植林していきました。
現在では小学校へ抜ける道は、天使の小道と呼ばれる若草色の葉っぱをたくさん茂らせたニームの木が子どもたちを害虫から守っています。

ミラクルニームと呼ばれるだけあって、さまざまな効能があるんです。

 

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ニームの葉

虫よけに

 

ニームの木自体が虫除け効果があるのですが、枝を少し落として、葉を燃すと、天然の蚊取り線香になります。かなりの煙がモクモクとでますが、かなり効果があります!

蚊が多く、寝苦しいときは、ニームを燃して、たっぷりと煙の中、おやすみなさい。ニーム独特の香りが鼻をくすぐります。

 

ハーブティーとして

 

繊細でシャープなかたちの葉には、苦味があり、インド伝承医学であるアーユルヴェーダでは最も強力な血液浄化剤であり、解毒剤として用いられています。島でも胃腸の不調和を感じたときは、ニームの葉を煎じて飲んでいます。

ハーブティーにせず、そのまま葉を食べてしまうというダイナミックなこともできます。すごく苦いです。

ニームティーの苦さを緩和させるには、煮だしたお茶を冷やすと飲みやすくなるようです。でも、身体のことを想うと、温かいままがおすすめです。
ニームの浄化作用は強力なようで、島では、妊娠するとニームのお茶を飲んではいないと教えられます。下に向かうエネルギーが強いということだそうです。

 

皮を剥くと歯磨きに

 

ニームの枝の皮を剥き、枝の中の白い部分を歯に擦ることで、歯磨きになります。強力な洗浄効果を持つニームの枝歯磨きは、インドを中心とするアジアで重宝されています。もちろん、葉っぱをそのまま食べても洗浄効果あり!

 

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カオハガン島になくてはならない存在

風が気持ちよく抜けていくカオハガン島では、ニームの葉がサワサワといつも優しく揺れています。

4月頃に咲かせるニームの小さく愛らしい花は、ジャスミンに似たやわらかな甘い香りがして、島全体にふんわりと広がり、心を癒してくれます。

カオハガンの島民は、植物やハーブを聖なるものとして、その恩恵を受け、自然界と交流しています。そんな知恵を教わるのも、島に住む楽しみのひとつ。
人が自然界と上手に交わることができたとき、カオハガン島のように調和した世界が生まれます。それが、なんとも言えない、島の心地よさとなります。